2010年2月14日日曜日

Fusion Middleware 11g インストールと確認

ずっと使わず嫌いだった Fusion Middleware をインストールしてみた。

なんか、高い金払わないと使えない先入観があったけど、商用利用でなければ勝手にダウンロードして使っても別に構わないらしい。

■ 環境
  • Windows Vista Home Premium SP2
  • NEC LaVie/Intel Core2 Duo 2.1GHz/4GB RAM
  • Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.1.0.7.0

■ インストール
参考になりそうな記事を探すと、ちょっとずつ製品やバージョンが違っている惜しい記事がたくさん引っかかるが、この記事が一番参考になった。現時点での最新の製品群のバージョンに一番近くて、なおかつ必要最小限な手順がコンパクトにまとまってた。

やってみて記事どおりに行かなかった点がほんの少しあったので、以下に補足。
  • step1 の RCU を実行してリポジトリを作るところで、processes の設定値が小さいと失敗するので、500以上に設定しておく。
    • alter system set PROCESSES=500 scope=SPFILE;
    • データベース再起動
  • step 4 の config.cmd の実行で、「管理者として実行」から起動しないと、"CFGFWK-60814"エラーが出る。
その他は、ほとんどスクリーンショット通りにやれば上手く行くはず。


■ HelloWorld作成
  • JDeveloper の ファイル/新規/一般/アプリケーション/SOA アプリケーションで、アプリの雛形を作成。
    • アプリケーション名: HelloWorldApp
    • コンポジット名:HelloWorldPrj
    • コンポジット・テンプレート:"BPELを使用するコンポジット"
    ※その他はデフォルト、あるいは適当
  • "BPELプロセスの作成"で以下のように記述
    • 名前:HelloWorldBPEL
    • テンプレート:同期BPELプロセス
  • receiveInput と replyOutput だけを含むBPELのテンプレが生成されているので、以下のように編集する。
    • receiveInput と replyOutput の間に Assign を入れる
    • Assign に以下のようなコピー操作を追加
      • 左辺:式:concat('Hello, ', bpws:getVariableData('inputVariable','payload','/client:process/client:input'))
      • 右辺:Variable:/client:processResponse/client:result
    ※ [適用]ボタンと、[プロセスの検証]ボタンを押して、BPELが正しいことを確認しておく

■ デプロイ
  • ・JDeveloper で ファイル/新規/一般/接続/アプリケーション・サーバー接続で、サーバーを作成する。
  • プロジェクトの右クリメニューから、デプロイ/HelloWorldPrj
    • アプリケーションサーバにデプロイ
    • サーバの選択で、上で作成したサーバを指定
    他はデフォルト
  • ブラウザで http://{ホスト名}:7001/em からコンソールに入って、soa-infra 下に HelloWorldPrj がデプロイされていることを確認
  • HelloWorldPrj をクリックすると、右ペインにプロジェクトの内容が表示されるので、Component Metrics のリストにHelloWorldBPELが含まれていることを確認
  • パズルのピースと地球を組み合わせたような小さいボタンを押すとWSDLのURLがポップアップするのを確認。

■ 実行
  • soapUI で、上記のWSDL URLを指定してプロジェクト作成
  • リクエストの process/input に'BPEL'を指定して、送信
  • のprocessResponse/result のテキストが'Hello, BPEL'であることを確認

以上。

これでいろいろ試せる環境ができた。
にしても重い・・・

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