『SOAで変化に強いSCMシステムを作る(1) 』
実際に開発された SOA ベース SCM システムについての事例解説。当該システムは2005年半ばの稼動開始というから、開発開始は 2003年前後だろうか。
ビジネスプロセスを無理に一本化しないで、なるべく既存の慣行を尊重しながら、システムの側で多様性を吸収するというアプローチを採ったとのこと。また、そのための設計方針として、「トップダウンアプローチ」と「多層アーキテクチャ」が挙げられていて、2010年時点でも参考になる。
内部構成が示されている記事中のブロック図を見ると、
- データマッピングフレームワーク: アダプタを介して企業システムと接続
- ビジネスモジュール: コラボレーショを実現するサービスを実行
- ebXML通信サーバー: ebXML MS で外部と接続
orchestration か choreography かという視点で考えると、複数企業を含むスケールから choreography に親和性が高そうな感じだけど、受発注者、入出荷拠点という形でプレイヤーをある程度固定的に捉えたら orchestration でいいんだとわかる。
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