2009年10月7日水曜日

工業的手法からの類推について雑感

カンバン方式を適用する間違った理由と正しい理由」という記事。

「その新しい手法を導入するのは何故か?」という問いの答えにも良し悪しがあるという、当たり前な話だが、記事では、カンバン方式の導入について10個の正しい理由と5個の間違った理由が述べられている。

うーん、そもそも、日本発のカンバン方式の話題なのに、日本人の自分が良くわかっていなかったりする。カンバン方式を発展させたリーン方式の方は BPM の勉強で少しかじったけど、システム開発というより製造業の合理化手法としての側面だったので、開発プロセスの文脈で語られてもイマイチピンとこない。確か 自分の周りで Agile が流行りだした頃(2003年あたり)から、リーンはアジャイルプロセスに含まれていたと思うけど、何故だか今までちゃんと調べてこなかった。

個人的に、ソフトウェア開発に製造業や建築業からのアナロジーを持ち込むのに抵抗感がある。最近はそうでもなくなってきた気もするが、ちょっと前まではプログラマを最下層の単純労働者---たとえば、自動車工場におけるライン工、建設現場における穴掘り人足、野麦峠の製糸工のような---程度にしか捉えていない「ソフトウェア開発」観が、今よりもっと優勢だった。コボラー上がりの PM/PL がまわしているウォーターフォール型のプロジェクトには特に付き物で、そういった謬見のおかげで自分もチームの仲間もしょっちゅう酷い目にあった。だから今でも、他業種からの類推をソフトウェア開発に導入しようとする試みには、斜に構えてしまう。

まあ、でも本当に学ぶべきものがあるとしたら、見過ごすのはもったいない。そのうち調べておこうと思う。

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