2年半ほど昔のこの記事を参考にやってみた。
記事で使っていたプロダクトとの、以下のようなバージョンの違いがある。
記事当時 | 今 | |
---|---|---|
JDK | 1.5 | 1.6 |
Eclipse | 3.2 | 3.5 |
Caché | 2007.1 | 2009.1 |
内容は、
- Eclipse で POJO を定義する
- POJO を元にして Caché データベース上にクラスを作る
- Caché データベース上に出来てきたクラスを「スタジオ」ツールで確認する
- Java コードから POJO を 永続化し、続いてそれを読み出す
- 永続化されたオブジェクトを管理ポータルで見てみる
ほとんど問題なく記事どおりに作業できるが、上リスト2に関して、どうも CacheDB.jar に、 com.jalapeno.tools.SchemaBuilderWizard が見当たらないので、ここを見ながら properties ファイルに設定情報を書いて、これを SchemaBuilder の -f オプションで与えて動かした。
試行した内容に限っていうと、コーディング的には JPA / Hibernate とそれほど変わらない感じ。JPA の EntityManager、Hibernate の Session に当たるものに ObjectManager というものがあって、これをつかって CRUD やトランザクション操作を行うが、これを初期化するために JDBC の Connection を与えているのを見ると、もしかすると結構ベタに SQL を投げている気配が無いでもない。
生産性の観点でいうと、あまり他の言語と組み合わせないで、Caché のテリトリー(Zen, CSP 込み)内で、Caché メインで開発したときに、一番生産性が高そうな感じ。パフォーマンスに関しては高速が謳い文句だけど、Jalapeño 経由で Java から操作しても速いかどうかは、別途調べる必要があるかもしれない。
読み方は、Caché (キャシエ)に Jalapeño(ハラーペーニョ)。é はフランス語(カナダ)キーボード設定で[/]キー、ñ はスペイン語(トラディショナルソート)キーボード設定で[;]キー。
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