久しぶりに仕事でユースケース書く事になりそうなので、以下に手持ちのユースケースの資料を整理。
Writing Effective Use Cases
言わずと知れたユースケースライターのバイブル。読めば読むほどユースケースを書く作業が面白くなってくる。書いているうちに沸いてくる疑問や迷いについても大抵答えが提示されている。
実用的には、とりあえずこの一冊があれば十分じゃないだろうか。チームで作業するときも、この本から要点を抜き出してガイドラインにして配布するようにすればいい効果が期待できる。
Patterns for Effective Use Cases
内容は『Writing Effective Usecases』に載っている事がほとんどだけど、パターンカタログの体裁をとっているので、そういうスタイルが好きな人には良い本。
Applying Use Case Driven Object Modeling with UML
タイトルからは分かりにくいけど、ほぼ ICONIX というアジャイルプロセスの解説書。
ICONIX では ユースケース が重要視されていて、他の成果物やタスクとも絡んだプロセス全体の中での活かし方とか位置づけとか、結構参考になる。他に、Domain Model や Robustness 分析についても上手に解説されていて、なかなかの良書。
ユースケースによるアスペクト指向ソフトウェア開発
ユースケースの開発者のヤコブソンが、アスペクト指向をとりこんで発展させたもの。
アスペクトって、ログとかトランザクションとか実装レベルかつ非機能要件の領域で語られる事が多いけど、もっと高い抽象度でドメインよりの話題としても語られても良いのではなかろうかと思ってるときに見つけた本。
と言っても実は、正直まだよく理解できていなかったりする。上の3冊はサクサク読めて現場でもすぐに役立てられる本だけど、この本はある程度時間をかけてじっくり読む必要がありそう。
====
他にも何冊か UML の参考書があって、中でユースケースにも触れられているけど割愛。なんかユースケース図のスティックマンのおかげで、ユースケース本来の重要性が見失われ続けている気がしないでもない。
0 件のコメント:
コメントを投稿