ただし、ここで使用されているパターン名は、2003年辺りの古いパターンカタログに基づいていて、最新版のカタログとは少し違いがある。違いについて調べておいたので、以下にまとめておく。
◆10.2.1 Normal Flow
- #1:Sequence :変わりなし
◆10.2.1.1 Forking Flow
- #2:Parallel Split :変わりなし。
(メモ) BPMN では、"uncontrolled flow"、"forking gateway"、"parallel box"を使った、三つのバリエーションを紹介。
◆10.2.1.2 Joining Flow
- #3:Synchronization :変わりなし
(メモ) BPMN では、Parallel Gatewayと"parallel box"を使った、二つのバリエーションを紹介。
◆10.2.1.3 Splitting Flow
- #4:Exclusive Choice :変わりなし
- #6:Multiple-Choice → #6:Multi Choice
(メモ) BPMN では、アクティビティから直接条件付フローを出すのと、Inclusive Gatewayを使うのと、二つのパターンを紹介。
◆10.2.1.4 Merging Flow
- #5 Simple Merge :変わりなし
(メモ) BPMN では、"uncontrolled flow"と"Merging Gateway"を使う二つのパターンを紹介。 - #7 Multiple Merge → #8 Multi-Merge
(メモ) WCPサイトのFlashを見ると、凄く分かりやすい。 - #8 Discriminator → #9 Structured Discriminator
(メモ) 今のカタログには単なる"Discriminator"はなくて、"Structured Discriminator"、"Blocking Discriminator"、"Cancelling Discriminator"の三つが載っている。"1-out-of-M join"という別名が紹介されている"Structured Discriminator"が、もとのDiscriminatorに近いのだと思う。
ちなみに カタログをみるとBPMN1.0での対応は不完全とされている。BPMN 1.1との違いを再確認する必要があるかも知れない。 - #9 Synchronizing Join → #7:Structured Synchronizing Merge
(メモ) カタログに別名として"Synchronizing Join"と記述があるから、この対応だろう。 - #8 N out of M Join → #30 Structured Partial Join
(メモ) カタログから、"N out of M Join"というパターン名が消えている。現在のパターンでは、多分これが相当する。結構、印象に残るパターン名だったんだが・・・
◆10.2.1.7 Sequence Flow Looping
- #10 Arbitrary Cycles → #16 Arbitrary Cycle
(メモ) パターン番号と名詞の単複が違うだけだろう。
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