7月に受けた経済学検定 の結果が郵送されてきた。結果は B+ で「経済学部卒業生レベル」というが、ただし 108名中 33番と言う事で上から 30%の位置という事になり、B+ は 15.1%~ 30% だから、ほとんど B に近いギリギリの B+ と言う事になる。まあ最初だからこんなもんか。
勉強し始めた動機は、まず、経済に無知なのは大人として普通にまずいだろうってのと、逆に理解力が増えれば世の中の出来事をもっと面白がれそうだという事。
次に、システム開発の対象のうち、割と大きな領域が経済活動の一環だという事を想起すると、本業でもスキルの裏づけというか基礎体力的な意味で役に立ちそうだったから。特に、プロジェクト序盤のフェーズの業務分析の作業比率が高いあたりで、各ドメイン固有知識の基盤として効果が期待できそうな気がした。
まあ当然だが、実際にやってみて気付く事も多い。思った以上に「現実世界の経済とは違うが、とにかくこの条件で考えてみる」とか「他の側面はさしあたり無視して以降の論を進める」と言った縛りが多くて、「敢えてわざわざ作ってます感」が思いのほか強い。
だからといって「そんな事だから現実社会で経済学は通用しないんだ」なんて思うわけじゃなくて、むしろ、その人工性というか作為性がソフトウェア開発でのモデリングと通じるところがあり、これはこれで面白い。もちろん、ソフトウェアのモデリングとは多くの点で異なるが、むしろ違うからこそ教わる事が多かったりする(これは Java プログラマが関数型言語の学習から得るものが大きいのとも似た話だと思う)。経済学をモデルを操る学問と意識してみると、オブジェクト指向開発者でもかなり楽しく勉強できる。
次は A ランク(15%より上)、その次は A+ ランク(5%より上)を狙っていこうと思う。
(その上にはさらに Sランク(1%より上)があるが、それは、まあそこまでは無理だ。)
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